第7章 出会い【ロード】
コムイ『その言葉を聞いた時
神田君ったら、いつになく心配してたんだよねえ。
最初はずーっと無言で
「…;
あいつがバカで度を超えたお人好しなのは昔からだろ…;」って。
言葉はひどいけど、ちゃんと解ってるんだよねえ^^』
恵土「…うん(微笑」頷く
涙ながらに頷く中
コムイ『…(微笑)
少しは、落ち着いたかい?』
恵土「…うん。ありがとう」
コムイ『何がそんなに悲しいのか
何があって、哀しくて泣いているのか
それは、流石に言われないと解らないけど…
言いたくなったら、いつでも言って構わないんだよ?
そのために、僕がいるんだから』
恵土「…うん^^(ぐすっ」
その言葉が、嬉しかった。
まだ、この哀しみとは
完全に溶け切ってはいないようだ。
違うけど違わない、妙な違和感が今も伴っている。
黒の教団を内側からなんてのは解らないけど
そうすることで
ハートから、どっちも護ることに繋がるのは解った。
コムイ『ふふっ…
やっぱり、笑ってる方がいいね^^』にっこり
その笑いながらの声を聴きながら
コムイが嬉しそうに笑うのを感じた。
コムイの意思も、解ってる。
リナリーを守るために、エクソシストを守るために頑張っていることも…
いつもはあれだけど、最善を尽くそうとしていることも……
恵土「んじゃあシスコンぶりを治して。ウザいから」心からの願い
コムイ『やーそれは無理』きっぱり
はっはっはっと笑いながらばっさり言われた。
そう返ってくるのは、解っちゃいたけど…
でも…
おかげで、少し落ち着いた。
自分のやりたいこと、やるべきことに
激情が伴っていたとしても、向かい合おうとすることができた。