第7章 出会い【ロード】
次の瞬間、なだれ込んできたのは…
記憶の嵐。
恵土「うっ;
うああああああああああああああああああっ!!!!;;」
いろんな感情を、瞬く間に理解し…
その次の瞬間、涙をこぼしながら泣きじゃくっていた。
『アダム…
私たちの、『希望』
第1使徒』
違う
そんな赤ん坊、私は知らない。
『ロード^^(ついつい』ほっぺつつく
「うみゅ」
何で…
さっきの赤ん坊の面影のある人が大人になって
その子供が?
違う
こんなこと、私は…
ロード『お母さん、遅いなあ。
帰ってくるって言ってたのに』
『ずっと…
ずっと、待ってたんだよ』
ふと、ロードの涙声が浮かぶ。
やめてっ;
これ以上は…っ;
そして帰ってきたのは…
ロード『おかえり~!^^
あれ?お母さんは?』
ジョイド『…死んだ』
何で…誰が言ってるか解るの?
ロード『…え?』
アダム『すみません』
ロード『どうして?お父さん。
やだよ、そんなの。
やだよ…!』
『僕らノアにとっての、お母さん』
その言葉が、脳裏によぎる。
「お願い…泣かないで。
私は、ここに居る。
だから、お願い…」
触れたくても、触れられない。
伝えたくても、伝えられない。
張り裂けそうになる心
色んな感情の、考えの奔流…
「お願い、泣かないで。
そんな顔を見たくて、分けたわけじゃないの。
あなたたちを、守りたいから」
嫌だ…
いやだ!!
恵土「いやだあああああああああああああ!!!!!!;
うわああああああああああああっ!!!!!;;;」
涙をぼろぼろと流しながら
のどが張り裂けそうになるほどの絶叫と共に、崩れ落ちた。
そして、涙声は続く…
『会いたくて、仕方なかった』
そんな張り裂けそうな思いに、潰されそうになりながら…
知らない言葉
知らない声
知らない人…
それでも、それらは……
確かに、知っているものだった。