第7章 出会い【ロード】
神田「?誰と話してんだ?」
そんな折、私たちが会話していることに気付く人がいたが
異常現象について尋ねているのかと解釈し、会話に入ってくることはなかった。
ロード「また…会えるよね?(微笑」
恵土「ええ^^」
抱き締めたまま呟かれ、答え
ロード「…その時、迎えに行くからね」
恵土「ええ」ぎゅう
少し顔をあげながら言うロードに
私、ではなくトゥルーは抱き締めながら答えた。
恵土「きっと…
タイムリミットはあと、2年くらいかしら。
その時に、お願いね」微笑
ロード「うん!扉作って行くよ」
恵土「…ロード…」
ロード「お母さん」すりすり
そう抱き締め合ってから
数分ほど、私たちは引っ付いたままでいた。
ロード「僕の育ての親…
僕を愛して、赤ん坊のころから育ててくれた。
千年公と一緒に、一人一人助けて回って…
心正しき人として、選んでくれた。
僕らノアにとって、アダムにとって
たった一人のお母さん…)
会いたかったよ。
ずっと…ずっと……
待ってた。
帰ってくるって、約束した場所で…
やっと…
やっと、会えたね^^(涙」ぎゅうう
強く、強く抱き締められた。
まるで…
その温もりを逃がすまいとしているかのように。
確かめているかのように。
恵土「…ジョイドは…元気?」
?ジョイド?
ロード「うん、元気だよ。
今はね、ティッキーっていうんだ」
恵土「そう^^」
ロード「じゃあ」
恵土「ロード…アモーラ^^」手を振る
ロード「ぱあ)!(微笑)
うん!^^
アモーラ」手を振る
にこにこと笑いながら、地面から扉が出てきた。
と同時に開き、それを悠々とくぐりながら
ロードという少女は、扉が閉じると同時に
扉と共に、跡形もなく消えた。