第7章 出会い【ロード】
恵土「いいもの着てるな。貴族かな?)
家族には聞かないの?」
その身なりから、このあたりの近所に住んでる子じゃないことは解った。
ここは、どちらかといえば
市というようなでかいものではなく、町だから。
確かでかい都市あたりにあるよな、貴族特有の『城みたいなでっかい住居』。
「んーん。聞いてるよ。
今、ここでね」微笑
そう意味深に、私に笑いかけながら呟かれた。
恵土「?
私しかいないんだけど…
まあ、いっか。
よくわかんないし、深く考えないでおこう)
そっか。
とりあえず宿題やろっか」
「は~い!^^♪」
それに私は疑問に感じたが
それよりも教える方が先決だと、宿題の方に考えを移した。
その言葉の意味を、深く考えないまま…
それから、15分ぐらいかけて
宿題は終わった。
「ありがとー!助かったよ^^//」にっこり
恵土「どう致しまして^^」なでなで
そう言いながら、とても嬉しそうに笑う少女に
私は満面の笑みを浮かべながら、その頭を優しく撫でた。
すると…
まるで、とても懐かしいものに触れているかのような……
懐かしんでいる表情に見えた。
恵土「?」
それに疑問を感じていると…
「…本当に…
僕のこと、覚えてない?」
すー
そんな音と共に、肌色が褐色になって
額に、十字架が7つほど繋がっているのが見えた。