第7章 出会い【ロード】
そう考えながら、ふとを空を見上げると…
なぜか、初恋がまだなことが脳裏をよぎった。
何でか解んないけど…
嫉妬とか、そういうのはしなかった。
小さい時から、ずっと……
思い入れがないってわけじゃない。
でも…
なぜか、そういうのを抱かなくなっていた。
特定の人物に会えば、恋をすれば
きっと…
そういう想いを解るようになるはずだと思った。
それが…
2年か後に分かるような気がした。
ってあれ?
ユウとは15歳に会って…
あれ?当時、16歳だっけ?
確かユウと出会ったのが、今から8年と5か月前。
今は23歳11か月だから…
15歳6か月……
なんだ、合ってるじゃん。
等々と考えている中…
コツコツコツ
「ねーねー」
恵土「ん?」
一人の少女が、私に話しかけに来た。
「お姉さーん、宿題わかんない所あるんだけど…
教えてくれない?」
恵土「へ?」
一冊の本を両手で持って、上目遣いで頼まれた。
っていうか、可愛い…//←可愛いもの好き&弱い
恵土「友達や先生には聞いたの?」
「んー。
でも自分の力でやりなさいって言われたから」
恵土「そっか。
んじゃあ、ヒントだけ教えるから
そこから頑張ってといてみよっか^^」
「うん!
それなら何とかできそう^^」
そうにこやかに笑う少女に
私はなぜか、笑いかけていた。