• テキストサイズ

【黒子のバスケ】convert

第5章 日常


「葉菜ちゃんヒドイ‼」
「最低っスね」

と私に対する罵声が飛ぶ中、

「中学のとき、そうゆうのが何回かあったんだよ。からかう奴がいてさ」

と小堀が私を庇った。

事実だが、やめて欲しい…。



先程の彼に「ごめん」と頭を下げれば、


「ちょっと待て、なんでわかるんだ?」と森山から質問があがる。


「何が?」

「俺等はあらかじめ知ってたから、早川が何を言ったかわかる。でも、葉菜はどうしてわかるんだ?普通、聞き取れないだろう」

言われている意味がわからなくて、今度はこちらがポカンとした。


「葉菜ちゃん、耳いいから」と答えたのは未菜だった。


「ドリブルの音とか、足音とか、誰のかわかるんだよ‼スゴいでしょ?」

我が事の様に自慢する妹。

「だから聞き取れるんだよ。ねー」

可愛く首を傾げる未菜に同意を求められて、

勢いで頷いてしまった。
/ 33ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp