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生徒会室は寵愛の鳥籠(ONE PIECE長編学園パロ)

第8章 楽しい学校生活のススメ


睨み合っていたはずの2人が、頭のてっぺんに大きなたんこぶを作ってうずくまっている
その間には、拳を構えたオレンジ色の髪をしたとても綺麗な女の子

「なにしやがんだナミ!」
「教室で竹刀振り回すバカが居るからでしょ!」
「先にケンカ売ってきたのはクソコックだろーが!」
「いい?ゾロ。サンジくんのあれは病気みたいなモンなんだから、ほっときなさいよ。いい加減学習したら?あとサンジくんも、誰彼構わず口説くの止めなさい」
「んナミすわぁ〜〜〜ん!ヤキモチなんか妬かなくても、俺も心はいつでも貴女のモノだぁ〜〜〜!!」

コントのように繰り広げられる3人の光景を見つめていたら、ナミと呼ばれたオレンジ髪の人が此方に歩み寄ってきた

「初めてまして!私はナミ。アナタと同じ1-Cで、ルフィの幼馴染なの」
「は、初めまして。白石 セナです。えっと、」
「ルフィから話は聞いてるわ。トラ男の彼女なんでしょ?まぁ、来た時からのやり取り見てても分かったけどね」
「トラ、男…?」

そういえば、昨日から何度か耳にした名前だけど。一体誰のことなんだろう

「…?あ、えーっと…ロー?の彼女、よねってこと」

なんで名前が疑問形なんだろう
もしかして、ロー=トラ男?なのかな

「トラ男って、ローのことですか?」
「あー…うん、そうなのよ。ルフィのヤツ名前覚えるの苦手で勝手に呼び名付けちゃうクセがあって」
「あぁ、そうなんですね!」
「ちょっと、同い年なんだから敬語止めなさいよ…それにもう私たち友達同士なんだから。セナって呼んでいい?」
「もちろん!じゃあ私もナミって呼ぶね!」

高校初めてのお友達!ちょっと強引にだけど、とても嬉しい
やっぱり遅れてでも登校して良かった…!

気付けば両手をナミに取られて、ルフィ達のいる席に連れて行かれる
そこで幼馴染のサンジさんと緑頭の…ゾロさんは、ルフィと同じ2年だということを教えてもらう
とても鼻の長いウソップくんは、私たちと同級生でペンギンと同じクラスの学級委員長らしい

そして水色の綺麗な髪をポニーテールにしたスレンダーなビビちゃんと、金髪にとても細くて色白のカヤちゃん
2人はナミのお友達で、私とも当たり前のように友達だと笑顔で言ってくれる


「それで!セナさんはトラファルガーさんとお付き合いされてるんですよね?」
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