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生徒会室は寵愛の鳥籠(ONE PIECE長編学園パロ)

第8章 楽しい学校生活のススメ


どんな女の子も、こんな風に扱われれば悪い気はしない
それに予想では、彼はルフィのお友達のはず

「俺はこれからセナちゃんを守り抜くナイトとして…この口付けに誓いを立てよう」

恭しく頭を下げながら、再び私の手の甲にキスをしようとしてるサンジさん
どうしたらいいのか対応に戸惑ってされるがままになっていたら

ガスッ
ゴスッ

「相変わらずてめェは性懲りもねェな、クソコック」
「俺の女に手を出すとはいい度胸だな、黒足屋」

鈍い音と共に黒い布で包まれた細長い棒?が二本同時、サンジさんの後頭部に叩き付けられる
棒を持つ手の先はそれぞれ別の人で、1人は緑色の短い髪をした片耳にピアスを付けている男の人
そしてもう1人は、言うまでもなくローなのだけど

「こンのクソマリモ!あとローもてめェら俺を殺す気か!」
「「急所は外してある」」
「そういう問題じゃねェだろーが!!」

後頭部にたんこぶを二つ携えたサンジさんが、別人かと思うほどの凶悪な顔で2人に突っかかっている

「そもそも藻類には関係無かっただろうがッ!」
「ァア?エロガッパの気色悪さ見せつけられる方の身にもなりやがれ」

けれど、主にその相手をしているのは緑頭の人でローは此方に振り返りさっきまで掴まれていた手を取られた

「隙があり過ぎるんだよ、お前には」
「ッ!」

不機嫌そうに此方を睨みつけながら、サンジさんがキスした場所を見せつけるようにべろりと舐められる
予想外のローの行動に、ぶわっと一瞬で真っ赤になってしまう

「何し、ッ」
「消毒だ」
「だからって舐めることないでしょ!」
「あ?勝手に他の男に触られるからだろうが」

別に私から触られに行ったんじゃないし!明らかに見ていたはずなのに、ローが私を責める理由はあまりにも理不尽だ

「まぁまぁ、セナも会長も落ち着いて!あんま騒ぐと先生来ますって」
「黒足とロロノアも落ち着け!な?!」

割って入るようにペンギンが顔を出したかと思えば
今度はシャチが止めに入ったのを目で追うと、サンジさんと睨み合う緑頭の人が竹刀を構えていた
先ほどの黒い布の中身はどうやら竹刀だったらしい

止めに入ったというのに、聞く耳持たずな2人は未だ睨み合っている
すると

スパパンッ

「アンタ達いい加減にしなさいよね!いっつもいっつも!!」
「「ッテェ…」」
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