第7章 鎮めるモノ（＊）

ギチッ…

しっかりと解したとはいえ、やはり初めて受け入れるソコは予想以上に狭くキツい

指とは比べ物にならない質量感に、思わず腰を引くセナをどうにか宥めつけゆっくりゆっくりと腰を押し進めていく

「ちゃんと息しろ、」
「ッむ、りぃ…ァッ？！」

どうしても力が入ってしまうのを、少しでも和らげようと蕾を軽く摘み捏ねてやれば
力が抜けて、幾分進みやすくなる

「ふぁ、ぁ…ああッ」
「…全部入ったぞ」
「ン、ほんと…？」

ゆっくりと、下腹を撫でて確かめるようにする仕草が艶めかしい
赤い顔をして、それでいて嬉しそうに微笑むセナの細い腰を掴んで
本当は今にでも動きたいくらいの、情欲に駆られる
けど、セナはハジメテなのだ…欲に負けて、傷つけたくねェ

「ねぇ、ロー」
「？」
「優しくシてくれて、私のハジメテ…貰ってくれてありがとう」
「なんだいきなり」
「ふふ、私ね…今すごく、幸せ」

普通この状況で、首に腕を回したまま、耳元でそんなことを囁くか…
俺の中では理性と情欲がせめぎ合ってるってのに

「動いてくれて、大丈夫だよ？」
「ッテメェ…煽るのもいい加減に」
「だって煽ってるんだもん！たくさん優しくシてくれたから、だから…私ももう我慢できないよ！」
「チッ、あとで文句は受け付けねェからな」

腰を引き寄せて、まずはゆっくりと突き上げたり抜き挿しを繰り返す
はじめはやはり苦しそうにしていたセナだが、先ほど見つけた感じる場所を抉るように突き上げてやると声が漏れる

「ンッ、ン…ぁっ、あ、ンッ」
「く…あんまり、締め付け、んな」

感じる場所を突かれる度に、膣内が快楽に蠢きロー自身を締め付けてしまう
たまらず、気を逸らすように腰を突き上げ最奥に自身の切っ先を押し付ける

「そこダメ、っあ…ンッふ、ぁ」
「離したくねェって、絡みついてくるがな」
「激し、っ…ぁあ…イ…ッちゃ」
「ああ…イけよ」
「ふ、ぁ…ンン！」

グリッと奥の子宮口に先端を食い込ませるように突き上げると、セナの腰がビクビクッと痙攣し、膣内の締め付けがより一層キツくなる

「クッ…！」

締め付けに耐え切れず、間一髪で自身を引き抜くとセナの内腿に熱を吐き出した


その後意識を飛ばしてしまったセナの身体を丁寧に拭き取り、ベッドに寝かせる