第7章 鎮めるモノ（＊）

異物感に強張っていた身体も、徐々に力が抜けていき
指を抜き挿す度にクチュクチュと水音を立てる

「ンッ…ぁ、ロー…」
「どうした」
「痛くない、から…奥、に」

ローの腕ごと内股で挟んで、もどかしそうに擦り合わせている
見上げてくるセナは頰を赤く染めて、何かに耐えるように軽く唇を噛み締めて先を促す

ローは一旦指を引き抜き、そして今度は奥まで一気に指を挿し込む
ビクッとセナの身体が跳ね、膣内の指はキュッと締め付けられる

「ッ！」
「痛かったか？」
「ううん、大丈夫…ビックリした、だけ」

規則的に指を抜き挿ししていると、だいぶ解れたのか膣壁が柔らかく包み込むような動きをしてくる

そしてセナの口からも、だんだんと甘い声混じりの吐息が漏れだす

「ふぁ、ぁ…ん」
「どこがイイか、分かるか？」
「わ、かんなぁ…ひぁッ？！や、そこ…ォ」
「…ココだな」
「ヒッ、ぅ…や、ソコ、やだぁ」

探るように動かしていた指先が、ある一点を捉えたときにセナの口から甘い声が漏れる
その一点を集中的に刺激してやれば、再び蜜が溢れだす

蜜の潤いを借りて、ローは指を二本に増やし今度はバラバラに動かして無差別に膣壁を擦り上げる

「んんッ、ぁ…指…増えて…あぁっ」
「すげェやらしい音してる」

拡げるために指を動かしながら、わざと水音を響かせるように抜き挿しを繰り返す
二本の指を余裕で受け入れるようになった頃、指を三本に増やす段階で再びローは秘所に顔を寄せる
剥き出しになった蕾を舌で転がしながら、三本目の指を挿し込んだ

「んぁっ、あン」
「三本、入ってるぞ」
「う、そ…あぁ、拡げな…ぃで」

蜜や色々でぐちゃぐちゃになった秘所は、しつこいくらいに拡げ解されると、トロトロに蕩けきった
指を引き抜けば、まるで逃さないとばかりに絡み付くし
抜ききればヒクヒクと物欲しげにヒクつくのだ

「セナ」
「ハァ、ハァ…んっ、ろぉ」

膝裏を担ぎ、覆い被さるように唇を寄せれば
甘えたように名を呼んで、首に腕を回してキスを受け入れる
何度も角度を変えて、小さな唇を堪能すれば…いい加減此方も限界だった

「悪ィ…そろそろ」
「ん…大丈夫だから…優しくシてね？ロー」

柔らかく微笑んで、俺を受け入れるセナに手酷くなんて出来るわけがねェだろ…