• テキストサイズ

生徒会室は寵愛の鳥籠(ONE PIECE長編学園パロ)

第20章 ハートに鎖(*)



自分に都合よく、ローを傷付けていた

「それでもッ…私は、ローじゃなきゃ」

今でも鮮明に思い出すのは、記憶に新しいおぞましい記憶
彼が助けに来てくれなかったら、どうなっていたかなど今はもう考えたくもない

けれど、そうやって何度セナがローを傷付けようとも
何度だって、助けに来てくれた


「ローじゃなきゃダメなのに。貴方が触れるのも見つめるのも、私じゃなきゃ…いや!」

そうしてセナが触れるのも見つめるのも、愛するのもローだけでいい

「本当に、ごめんなさ…っアッ?」
「もういい…


お前は俺に愛されてりゃ、それでいい。分かったか」

真っすぐと見つめられながら、返事を待たずに動きが再開された
先ほどまでの憂いを帯びた彼の姿は、ほんの一瞬のことだったように思う

激しく求められ、声が嗄れてしまいそうなほどひたすら啼かされる

返ってくる言葉は少なくとも
それが、ローの揺るぎない答えだと今なら分かるから

「ッ、愛して…ローッ…私だ、け」
「フッ、言われなくても」

内臓まで抉られ貫かれるのではないかと錯覚するほどの、強すぎる突き上げにギリギリで保っていた身体は大きく震え上がった


強すぎる痙攣は搾り取るように、更には逃がすまいと大きく収縮を繰り返す
そのため同じくギリギリだったロー自身も、漸くナカへと熱を吐きつけた

「く、ッぅン…ぁっ」

ドクリドクリと大きく脈打ちながら、濡れた熱が広がる感覚に腰が砕けそうになる
うっとりとその感覚に浸っていれば、グチュリと耳につく音がして意識を引き戻された

「ロー…?ふぁ、アッ」
「まだ、足りねェ」
「ちょ、も…ッ無理…!」

擦りつけるように腰を押しまわされ、期待するようにヒクリと喉が鳴る
その反応に満足げな笑みを浮かべたローが、何度目かソファに押し倒すと腰を打ち付けた

「ぅあ、ンッ!ろ、ろぉっ…も、ダメッ、ひぁ!」
「愛されてりゃいいと言っただろうが。存分に愛されとけ」
「なんかっ、それ違ッ…やぁっ、」

逃げようにも、いつの間にか押さえつけられていて叶わない
目の前には、唇を少し舐めて楽しげな笑みを湛えた猛獣の姿

「ヒ…っンぁあっ!」

悲鳴を上げるはずが、タイミングよく突き上げられて甘い声に変わる
無情にもセナ自ら、第2Rの始まりを告げてしまった



「ハァッ、ハァ…ッ!」
/ 369ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp