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生徒会室は寵愛の鳥籠(ONE PIECE長編学園パロ)

第20章 ハートに鎖(*)



手を添えたまま、ゆっくりと腰を落としていけば熱く張り詰めた先端が濡れた割れ目を押し開いて進んでくる
支える両脚が面白いくらいにガクガクと震えだして、何度も崩れ落ちそうになってしまう

けれど目の前のローが支えるように腰に手を添え、優しく頰をさする

「ッは…そう、それでいい」

さらには愛おしげに見つめられ、何とも甘い声で褒めたりするものだから

「ふっ、ぅ…ァ、あッッ」

呼吸を乱さないように集中しながら、ゆっくりと沈めて飲み込んでゆく
緩慢すぎる動きに、入ってくる感覚が妙にリアルで図らずも感じすぎてしまう

根元まで全てを収めきった頃には、セナはすっかり息も絶え絶えになり全身に力が入らなくなっていた
クタリとローの肩口に額を押し当て、浅く繰り返す呼吸を整える

「はぁ、ハァッ…ン」

乱れた髪を、汗ばんだ肌を撫でつける手のひらが心地良い
視線だけ上げてみれば、此方を見下ろす瞳と視線が交わる

ローの瞳に映り込む自分の姿に、胸が熱くなった
言葉は無くとも、たったそれだけの事で身体だけでなく心まで満たされる

「ッ、ああ…っふ、!」

だから彼にも満たされて欲しくて、喜んで欲しくて…気怠い身体を懸命に動かした
腰を浮かせて、浅く抜き差しをするように揺らす

迫り上がる快感に、全身が戦慄くように震え上がった

「は、ッ…ロー?気持ち、い?」
「フ…ああ、良すぎるくらいだ…ッ」

ほんのり朱の差した顔を、時折快感に歪ませながらローが熱い息を吐く
その艶めかしく悩ましげな表情に、セナはぎこちなくも必死で腰を動かした

けれどそれは彼だけでなく、必然と自分自身も快感で追い詰めることになるわけで

「ん、ァア…く、ンはぅ…ッ!」

目の前の逞しい上体を支えに抜き差しすれば柔らかく蕩けた膣壁を、硬く熱いロー自身が擦り上げる
浅い入り口も奥まった弱い部分まで、無意識に感じるところばかりを攻められるように腰を操った

「あ、っ…ロー…ろぉ、っ」
「く…セナッ」
「ヒ…ッ?!あ、ァアッ…!」

ぎこちなさはいずれ焦ったさに変わり、延々と果てることのないように思えてくる
けれどどうしたってこのままではこれ以上の波はやってこない

いつまで経っても核心に迫らない快感に、流石のローも痺れを切らしたようだった
浮きかけていた腰を掴むと、一気に自身を飲み込ませる
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