生徒会室は寵愛の鳥籠(ONE PIECE長編学園パロ)
第20章 ハートに鎖(*)
「ちょっ、待っ、て…!」
「もう散々待ってやっただろう」
そう十分すぎるくらい、待ったはずだ
此処へ帰ってきてから何度も何度も、抱くことを宣言している
先に進まないことが拒絶されているわけでないことは分かっているし、ローの言葉に幸せそうな笑みを浮かべて涙する姿は、息が止まりそうなほど愛おしいけれど
「ひァ、ァッ!」
「色々と限界なんだよ。しっかり受け止めろ」
「ッふ…ぁ、ろぉっ…!」
そうしている間にも身体は本能的な熱を持て余している
無意識でも散々焦らされた熱は暴走寸前…セナを傷付けないためにどうにか抑えるのが一苦労だというのに
「貴方を、ちょうだい…ッ?」
此方に向けて両腕を広げ、未だに涙の余韻を残す濡れた瞳で上目遣いにそんなことを言われてしまえば
たとえどれだけの理性を総動員させようとも、もはや暴走を止められるはずなどない
「お前、は…本当に!」
「ッあァッ?!」
「どれだけ俺を翻弄すりゃ気が済むんだ…」
先ほどまで触れていた色付く中心に指を絡めて扱きあげる
そして時折、先端の一番感じやすい部分を爪先で引っ掻いてやればビクビクと腰が跳ね上がった
執拗に爪を立て、捏ねくり回すとそれだけで息を乱して瞳を蕩けさせる
「ひゃ…ァアッ!!」
それでも散々弄られて敏感になりすぎたソレを、更に口に含み舌先で転がしてやると悲鳴のような嬌声が上がった
「ンン、ふっ…ぁ、ダメ…ッ!」
「なにがダメなんだ」
「アァッ、喋らな…で、ぇ」
ローが僅かでも刺激を与えるたび、セナの身体は大袈裟なほどビクリビクリと反応を示す
感度の箍が外れたように、一挙一動全てを快楽として拾い上げてしまっているようだ
そうして上半身ばかり愛撫を続けていれば、もどかしそうに太腿を擦り合わせているのが目につく
膝を掴むと軽く曲げさせ、抵抗が無いのをいいことにそのまま脚を開かせた
すかさず脚が閉じられようとしたが、既に脚の間にはローの身体が割り入っていたため叶わない
「見ない、っで…ぇ」
こうして目の前に晒されていればそれは無理な話だし、そう言われると見たくなるのが人間の心理である
更にローにとってセナの痴態を見ないという選択肢は端から用意されていない
秘所はローの視線を感じただけでヒクつき、トロリと新たな湿り気を帯びる
「何が欲しい?」