生徒会室は寵愛の鳥籠(ONE PIECE長編学園パロ)
第16章 初めての…(*)
恥ずかし気にセナが放った言葉に、ローはようやく結論にたどり着いた
肌の感触を楽しむように、愛でていた行為が…感じやすい彼女にとっては焦らし行為にとれたのだろう
それを証拠に、薄いワンピースの胸元は隠すものも身につけていないため芯を持ち始めたのが布越しでも分かる
「触ってただけで、こんなにしてたのか?」
「んッッ」
服の上から布ごと芯を持ち始めた胸の突起を指先で弾いてやると
待ちわびた刺激に面白いくらいに腰が跳ねた
まだ柔らかだったソコが、完全に芯を持ち堅くツンと尖る
「そんな、言い方ッ」
「事実だろ?」
「ふぁあっ」
指先だけが意思を持っているように、的確に気持ちのいいところを刺激されると声が止まらなくなってしまう
突起に爪を立てられたことで、電流のように快感が全身を駆け抜けた
セナは思わずあげてしまったはしたない声に、両手で口元を覆い隠す
階下には、両親が眠っているのだ
「隠してんじゃねェ」
「やだっ、ロー!下にッ」
「忘れたのか」
「え?」
引きはがされた手のひらを見せつけるように舐めながら、ローはふと目を細めた
「まだ済んでねェんだよ」
「なに、っ…あ、」
「頼むから…もう少し危機感を持ってくれ」
真剣な表情で覆い被さってくるローに、本気でわけが分からず首を傾げてしまう
けれど考えを巡らせていたところで思い出した
さきほど同じことをいわれたときのこと
「消毒?」
「やっと思い出したか」
「さっき散々キスしたじゃない」
「あれで終わるわけねェだろ」
「えー…」
安易に他人に触れられたことはいい思い出ではないが
今回はキッドのときとは違い、半分は致し方なかったところもあると思う
なんせ天秤にかけられていたのはローの命
「私は特別な力なんて持ってないし、あの時はああするしか」
「……もういい」
「ちょ、ンンッ」
聞く耳持たないと、唇を乱暴に塞がれた
噛みつくように、何度も角度を変えながら唇を合わせていれば耳につく水音
飲み込み切れない唾液は喉を伝って卑猥に白い喉を濡らす
呼吸すら奪い去るような激しいキスに、セナは段々と頭がぼうっとしてくる
けれどローは解放する気がないようで、呼吸を乱しながら何度も口付けを求めた
『ロー…怒ってる』
痛いほどの口付けを受けながら、先ほど軽はずみに言い訳したことを後悔する