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生徒会室は寵愛の鳥籠(ONE PIECE長編学園パロ)

第12章 ちょっと一息つきましょう(*)


片足を掴まれて、身体を反転させられれば予期せずうつぶせの体勢となる
さらには背後から覆いかぶさるように手を抑えつけられてしまえば、まるで猛獣に捕えられた小動物のよう

そのまま律動を再開されると、あとはもうなす術もなく…ただひたすら啼かされて、喘がされて…


2人の夜は幕を閉じたのだった





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ドンッ


日曜日の翌朝、セナは痛む身体を引きずり起きようとしたところ、ベッドから転がり落ちた
ろくな受け身もできず、全身を強か打ち付けたことに涙目になっていると頭上から楽しそうな声が降ってくる

「なにしてんだ」
「何かしてるように見える?」
「怒ってんのか」

全身、主に下半身が痛む原因の張本人であるローはニヤニヤしながら見下ろしてくる
あれだけ無理だと訴えたのに、何度も何度も求められてこっちはボロボロだというのに
思わず口調も刺々しくなってしまうのは、仕方ないはずだ

「別に、怒ってな『なんか凄い音がしたけど!大丈夫?!』………え」
『きゃー!なんかイケメンがいる!!やだちょっと、お客様いるなら言いなさいよ、セナっ』


ノックもなしに、音もなく部屋のドアが開いていて
そこから顔を出した中年の女性は一人でなにやら騒ぎ立てている
目の前の光景に、セナは頭を抱えた


「ちょっ、お母さん!なんで居るの?!」
『アンタが心配だから、早く帰ってきたのよ~。暇してるかなァって♪昨日メールしたけど、見てないの?』
「そういう急なことは電話にしてっていつも…『それよりそれより、ベッドに居る彼は誰?まさか彼氏?まさかねぇ~』人の話を聞けッ!!!」


「お前の母親か?」
「認めたくないけど、そうなるね」

眉間に皺を寄せて、恥ずかしそうに頬を染めて頷く
自由奔放な母のまさしく自由な部分を見られて非常に恥ずかしい
するとローはベッドから立ち上がり、母親に近づくとその手を取った

『え、なにが始まるのかしら?』
「ちょっと、ロー?」

「セナさんとお付き合いさせて頂いている、トラファルガー・ローと申します」
『まあ!本当に彼氏なの?!』


セナと出会ったときにも見たことのないような、なんとも人のよさそうな笑みを浮かべたローが深々と頭を下げて挨拶を述べた
言葉遣いまでもが初耳で、セナは呆然としてしまう

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