第3章 予期せぬ再会(爆豪視点)
あの後、半分野郎たちと合流し、俺は警察に保護された。そこで玲奈が病院で保護されたと聞いて安心した。その後、警察からの事情聴取が済み、両親が警察に俺の身柄を引き取りにやって来た。
それから雄英は全寮制に。その説明にオールマイトと相澤先生がやって来た。そして、その日の夕方、玲奈が目を覚ましたとの連絡を受けてババアと共に玲奈の病室を訪れた。玲奈の姿を見たババアは、玲奈に飛び付いて、生きてて良かったと何度も何度もそう言った。それに玲奈は少し戸惑った様子だった。
「…玲奈。」
「えっと、ごめんなさい。どちら様ですか?」
目の前にいるのは会いたくて堪らなかった玲奈。なのに、玲奈が口にした言葉はあまりにも残酷なもので、俺はその問い掛けに答える事が出来なかった。やっと会えたのに、玲奈のなかに俺はいなかった。