第3章 予期せぬ再会(爆豪視点)
「怖かったろうに…よく耐えた!ごめんな…もう大丈夫だ少年!」
「こっ…怖くねえよヨユーだクソッ!」
そんな事より、玲奈だ…!アイツは、本当に生きてんのか!?なんで行方不明になった筈の玲奈が敵連合のアジトに。いや、そもそも行方不明とは言ったが遺体が出てきてないだけで死んでる可能性の方が高かった。俺自身玲奈は死んだと思ってた。
「ふざけるな、こんな…こんなァ…こんな…あっけなく…ふざけるな…失せろ……消えろ…。」
「奴は今どこにいる死柄木!」
「おまえが!嫌いだ!」
その声と共に能無がゲートから現れた。ワープ野郎は気絶してる筈なのに…!つーか、この量の脳無、玲奈が危ねえ…!
「どんどん出てくるぞ!」
「シンリンカムイ絶対に放すんじゃないぞ!」
口腔内から何か黒い物体が溢れてきた。
「っだこれ体が…飲まれっ…、」
手を伸ばせばそこに玲奈がいる。なのに、俺の体はその黒い物体に飲み込まれていく。クソがっ…!
「…玲奈っ!」
もう二度とお前を失いたくない。なのに俺はどうして無力なんだ…!お前を守る為に誰よりも強くなろうと決めたのに、なんで俺は…!