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例のイケメンは凶暴な男。【ONE PIECE 】

第38章 ほっつき歩いてんじゃねェ。



でかい、怖い、何かエロい。

フワフワ、サングラス、胸元エロい。

何でドフラミンゴが目の前に、怖い。

明らかに私だけを見ている、死ぬ。

私、何かしたか?鎖骨エロい。

そんなに見ないで下さい、でかい。

3mくらいだったかな、怖い。

腹筋エロい。脛毛でさえもエロい。

大人エロス。


『トミダさん!この人なんかエロい!』

「こんな時に何言ってんだよ!」

混乱するカナエとは反対にトミダは何とか平静を保とうと必死だ。
恐怖で汗だくになりながらも、ドフラミンゴとの間に彼女を庇うように入る。
ナミ達も、うまく状況が把握できず動けないでいた。

『私殺されるんですか!?ロックオンされちゃった!?』

「ちょっと黙ってろ!!」

『はい。』

一つ可能性がトミダの頭をよぎる。
ドフラミンゴがカナエとローとの関係を知っているとしたら。

「その女、見覚えがある……フッフッフッ!」

「こいつに何の用だよ。」

カナエを連れて行かれて人質にでもされたら非常にマズイ。ローの弱点となってしまう。
勘違いだとシラを切って、何とか彼女を守らなければ。

「お前、カナエだな?」

『はい!そうです!』

「おぉい!!自爆か!!」

「フフフフッ……!」

パニック状態のカナエによって面白いくらい、あっという間にバレてしまった。
やはり、ドフラミンゴは名前を知っている。

(って事はローの女って事も知ってるか?やるしかない!でも俺、絶対瞬殺だろ……!!)

「あれっ!?若様!」

『うわっ、来た!』

トミダが覚悟を決めた時、モトキが船をよじ登ってきた。
サニー号の横には小型の船が一艘。この船で近付いて来たようだ。
彼は、ドフラミンゴがサニー号にいた事に狼狽えている。

「モトキ、てめェ何しに此処へ来た……?」

「あ、えっと、あいつだよ!黒足のサンジを追い掛けて来たんだ!」

「黒足はてめェの管轄外だろうか……!」

サンジに続いてモトキがこの場に現れたのは、ドフラミンゴにとっては予定外だ。
この男には麦わらの一味のゾロを襲うよう指示を出した。黒足のサンジにはヴァイオレットが向かった筈。
モトキの慌てぶりを見ると、ここへ来た理由は明らか。

「この女を追ってきたな?」
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