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例のイケメンは凶暴な男。【ONE PIECE 】

第31章 現実




元の世界に戻ってから半年が過ぎた。
職場であるホテルの宿泊率が高くなってきた。

時は年末。年越しはホテルで。
なんて言うセレブ達で溢れ返っていた。

宿泊率が高いという事は、レストランの朝食利用客も増えるという事。
朝起きるのが遅いセレブはランチを利用。
ディナーもホテルのレストランで。

(年末年始は家でテレビでも見てろ!!)

セレブ達のおかげで生活が成り立っているのに、カナエは忙しさに負けて病んでいた。
しかし、多忙な日々でもカナエは気が付いた事があった。

(確かあの日も……。)

ポーラータング号で目覚めた時。
連日の勤務にヘトヘトになって、ワンピースを読む事も出来ず眠ってしまった日だった。

(究極の疲労で行けるのか?)

そんな馬鹿な。設定が単純すぎる。

そんな事を考えていた日、
休憩中にシフトを見て思いついた。

4日間仕事で、1日休み。その後5日間仕事。

この休みの日にサービス出勤したら、体に限界が来て、あの日と同じ状況になるかもしれない。

『マネージャー。私この日、出ます。忙しいですよね。』

「えっ!?でも出勤にすると10日連勤になるよ?死ぬよ?」

とか言いつつ、出勤して欲しそうだ。
でも、色んな所から怒られるから
複雑な顔だ。

『休日扱いで良いですから。出ます。』

「サンキュー!!」

過労死決定だ。

でも良い。
ローと皆に会えるなら。

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