第3章 月島/誕生日
「ショートケーキプレイ
って知ってる?」
「…は?」
その不機嫌そうな顔…
見ててゾクゾクします…!!
前置きを見て 分かる通り、
私は変態だ。いやほんとかなり。
そんで、今日は私の愛しい愛しい
カノジョ……彼氏くんの誕生日なのです!
てことで今、私の家に2人きり
なのです!
「誕生日おめでと!蛍!」
「ん…あんがと…」
少し頬を赤らめ、目線をそらす蛍
…あぁ…なんて可愛いんだ…っ!!!!
早く蛍を食べたい…なんて
思いながら蛍を見つめていると、
蛍はチラリとこちらを見て、ムッとした。
「何?見つめないでよ」
「えっ?ダメなの?」
「…や…別に…」
蛍は私に逆らえない故に、
私の前だと臆病になる。
その弱みに漬け込んでいるのだ←
「ね、蛍
ショートケーキプレイって
知ってる?」
「…は?」
あからさまの不機嫌顔…好きだなぁ。
「あ、もしかして知らない?」
「知りたくもない…」
そう言い残し目線をそらそうとする
蛍の顔を掴み、こちらに向かせる。
「んなっ…なにすんの…っ!?」
驚き、目を見開く蛍の唇に唇を重ねる。
口内に舌を入れ、蛍の舌と絡めると
だんだんと甘い声が聞こえてきた。
あぁ…ほんと可愛い…
ちゅ…ちゅぅ…と音がする。
それにさらに感じるのか蛍の瞳が
うるうるとしてきた。
「んぁ…も…ふぁ…あ」
苦しそうにする蛍の口から離すと、
ハァ ハァと肩で息をする色っぽい
蛍が目に入った。
「ふふっ…蛍…すんごい可愛いよ」
微笑み言うと、恥ずかしそうに
腕で口元を抑える。
「うるさいっ…!」
私はそうだ!と思い 冷蔵庫から
ショートケーキを取り出した。
「なにそのショートケーキ…」
「ん?だからショートケーキプレイ」
そう言って蛍を押し倒す。
「っ…!?!?
ね…ちょっと名前…!」
「なに?嫌?」
そう聞くと、首を横にふる蛍。
「じゃあ 何?」
「あのさ…ぃ…いたく しないでね…」
そう言って顔を隠す蛍…。
あああ!反則っ!!!!
高ぶった感情に任せ、
服を捲りあげた。