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ハイキュー 夢主攻め※R18

第11章 灰羽/夜の体育館☆リク



夜の学校…って
なんか、いかがわしい響きだ。

「名前〜 今どんな感じ〜?」

「もうそろそろで できる感じ」

今日、突然黒尾先輩が
合宿したいと言い出して
学校での合宿、という名の
お泊まり会が開かれてしまった。
先生も よく許したものだ…。
調理室で、定番中の定番とも
言えるカレーを、作っていたら
いつの間に…という程にも
急にリエーフが隣に立っていた。

(こんなでっかいのに
気づかなかったとは…。)

どうやら、ご飯は調理室で作り
お風呂はプールを使い、寝るときは
体育館で布団を敷いて寝るらしい。
こう思うと、学校は大きくて
住み良い家のようなものな感じもする。
しかし…一人暮らしの私にとって
人数分のカレーを作るのは、
少し骨が折れる。
野菜の切る量も多いし、
ルーを溶かす量も多いし、
かき回す時もうまく混ざってくれない。
なにより…思春期の男子が
沢山いる バレー部…コレ 足りるかな…
というか…私のカレー 美味しいかな…。

そんなこんなで不安に満ち満ちていると、
流石に、とリエーフが
背中を摩ってくれる。

「おい?あんまり無理すんなよ?」

「あぁ…大丈夫だよ これくらいしか
私できないもん」

ニコッ と笑ったつもりだが、
余計に心配をかけさせたのか
ギュッと苦しいくらいに
抱きしめられ、名残惜しそうに
部活へ戻っていった。

「よぉ〜っし! 飯に しようぜ〜!」

あぁ…みんな来ちゃった…。
大丈夫かな…大丈夫なはず!

調理室に入るや否や、
席にドンドン座る。
人数分のカレーをとりわけ、
皆に配る。
いただきますもそこそこに
カレーを口の中に放り込む皆。
そんな急がなくても…

「うめぇ!!名前!
めっちゃうめぇじゃん!!」

どうやら好評のようだ…。
ほっとしたのもつかの間…

「おかわり!!」

「俺も!」「俺も!」

こんな事が続きに続き…
全てなくなってしまった…
そう…私のご飯…なくなりました。

お腹すいたぁ…もう寝るから
いっか…。

「名前!!!!!」

え…リエーフ?

「ちょっと来て!」

アレ…何この状況。
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