第3章 チョロ松
『入って、』
浴室の前まで辿り着き
真っ先に言われた言葉。
トゲが刺さるような
キツめの声で言われて
震える足で足を前に出す。
ひんやりとした足裏の
感触に体がブルッと震える。
思ったよりも温かい空気に
蓋がしてある下ではお湯が
はってあるのだとわかる。
寒い…のと、怖いのが
合わさって震えが続く。
『チョロ松兄ちゃん…あの、』
『さっさと入れっての。』
ビクッ…。
強めの口調に迷わずに足を進める。
どうしよ…どうしよう。
言い訳が思いつかないし、
したとしても許してくれない。
一体…どうしたら…。
指先を口に添えて
震える身体を抑えようと
指に噛み付こうとした。
痛みで忘れようと…けど、
『お風呂に入るのは
身体洗ってからだよ。』
私の後ろから乗り出して
シャワーを取りキュッとノブを
回し温かいお湯が出た。
湯気がユラユラと立ち込め
私の体へとかけた。
『んっ…。』
『気持ちいい…?』
『う、ん…。』
『そう。』
シャワーを浴びながら
温かさにホッとしていると
するっと胸に手が這う。
『アッ…。』
『へぇ、この痕…。』
『ぁ、見ない…で。』
おそ松兄ちゃんに付けられた
痕から、カラ松の兄ちゃんに
上書きされた鬱血痕。
最後まで犯されることになった
元凶の醜き痕。
『言わなくてもわかるよ、
全部カラ松から聞いたしね。』
『ぅ…ひ、く…。』
『おそ松兄さんにも犯されてさ
どれだけ堕ちる気なの…お前は。』
正論が心を突き刺す。
墜ちたのは誰のせいって
問いただしても今までの
自分のせいだと感じる。
キュッ…とかけていた
シャワーを止めてフックへかけた。
『だからさ、
莉瑠…僕とも堕ちてよ。』
胸を触っていた手が
私の下腹部へと下がっていき
にちゃ…とおそ松兄ちゃんの
白濁液が溢れる秘部へと伸びる。
『ぁ…っ、んぅ。』
『凄いね、ドロドロだ…。』
指が割れ目をぬるぬると
擦る度にまるでおそ松兄ちゃんの
モノを塗りつけられているようで
『ひぅ…ぁっ。』
『楽しませてよ…ね。』
どうして、なんで…
私の地獄は終わらない。
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