第2章 再開のスターティングブロック!!
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電車に乗り、ついた鮫柄では、水泳部の場所はすぐに見つかった。強豪と言われるだけあって大きなプール。
「凛ちゃんいる?」
「いないねぇ。」
「休みなのかも…なぁ、ハル…」
プールを前にして服を脱ぎ始めた遥に真琴は慌ててその手をつかむ。
「ってここで脱いじゃ駄目だから!」
「泳げるからって連れてきたのは真琴だろ!」
「まぁまぁハルちゃん。練習終わって人がいなくなってから泳ごうよ!ね?」
「それはそれで、また不法侵入な気も…」
「大丈夫!さっきの先生も一度の人生好きにやれって言ってた…」
「ハルちゃんストップ!!」
渚の声は水沙音の声に消された。顔を向けるとすでにズボンを脱いだ遥がそこにいた。
「だから待って!」