第2章 再開のスターティングブロック!!
江と別れ、遥の家についた三人。
渚と真琴がお風呂から遥を引っ張り出し早速鮫柄へ行き凛に会おうと話を持ちかけた。
「いやだ。」
「行こうよ!鮫柄学園!」
「凛に会いたくないの?」
「昨日あったろ。」
素っ気ない返事はいつものことだが、真琴は一つ大きなため息をつくといつもの手に出た。
「行けば今度こそ泳げるかもって思ったんだけど。鮫柄って確か屋内プールが合ったはずだし。」
とたんにタオルの影から見えた遥の目が輝き、渚と水沙音は顔を見合わせて笑った。
こういうことで真琴に勝てるものはいないだろう。