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【刀剣乱舞】懐 か れ た い【R18】

第65章 背後にご注意





『ちょ、まだ誰も許可してないし!』


小竜「もう流石にさすらい疲れたよ」


『知らねぇよ…!勝手にさすらってるんでしょ!』


なんだこいつ……!
美青年だけど強引すぎるでしょ!

すると、小竜景光と名乗る男は私の買ってきた荷物を見れば笑った


小竜「随分楽しそうな本丸だね」


『別に関係ないでしょ……わっ…!』


言い返そうとすればいきなり抱き寄せられ、そのまま強く抱きしめられた


『ちょっ……!離し……っ!』


小竜「会いたかったよ…」


さっきとは違い、少し切なげな声を出す小竜を押し離すことができなかった

まぁ、ずっとさすらってれば疲れるよね…
いや、でも人を選ぶこいつが悪いよね?
こだわり多そうだし…私を見つけなければ今頃まださすらってたのかな…そう思うと何だか可愛く思えた


『……………よしよし…』


こんな子を追い出せるほど私も鬼じゃない
しかたない…我が本丸に入れてあげよう
そう思い、小竜の髪を優しく撫でてあげる

そんな様子を見ていた他の刀剣達が不満そうな顔をしていた
そして腕を清光と安定に引っ張られた


加州「ちょっと…!主は俺のなんだけど?」


安定「いや、僕のなんだけど。新入りだからって、気安く主に触れていいわけないんだからね!主に触るなら僕に許可取ってくれないと」


加州「は?何言ってんの。俺だし」


また始まった…こいつら…
いつもの言い争いにため息を吐けば、長谷部が口を挟んだ


長谷部「ほらお前ら!誰の主でもないだろう!それなら俺だって主を……」


『はいはい、皆の主だから大丈夫だよ〜。とりあえず広間に行こっか』


とりあえずその場を丸く収め、私達は広間へと向かった


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