第65章 背後にご注意
?「……っふふ」
後ろを振り返れば、金髪ロン毛の美形男子が立っていた
……え、何この美形は…
私知り合いじゃないよ、こんな美形!
てか何で本丸まで着いてきてるの!?
ストーカー…!?
はっ……足音の犯人ってもしかして……この子?
私がポカンと見ていれば、金髪美青年が微笑みながら口を開いた
?「はははっ、その驚いた顔…面白いね?」
『…………って、誰やお前……!!!』
?「ん?あぁ、俺は小竜景光。主を探しさすらう流狼の旅人……キミが今度の主かな?」
『……いえ、人違いですね。さよなら』
私は玄関と扉を閉めようとすれば、扉の間に足を出され思うように玄関を閉めることが出来なかった
小竜「……やっと見つけたんだ、主にしたい人と」
『いやいやいや、主ならそこら辺にたくさん溢れてるでしょ!私じゃなくてもいいじゃん!』
小竜「悪いけど、俺は人を選ぶからさ。清廉潔白じゃないとダメなんだよね」
『長谷部、清廉潔白って何?』
長谷部「あ、はい。清廉潔白とは、心が清くて私欲がなく、後ろ暗いところのないこと。また、そのさまの事です。まるで主にピッタリの言葉です」
小竜「やっぱりね。俺の目利きに狂いはなかったみたいだ。そうゆう事だから、俺も此処に住まわせてもらうよ」
そう言って、玄関を開けて中に入ってくる小竜景光
いやいやいや、まだ許可してないし……!
勝手に決められても困るから!!!