第64章 夏だね
〜 広間 〜
広間に来れば、疎らではあるが刀剣達が居た
そんな中私に気づいた光忠が声をかけてきた
燭台切「あ、主おかえり」
『ただいま!』
石切丸「無事に買い物出来たみたいだね」
『うん!皆の分もちゃんと買ってきたから!あ、光忠、私スイカ買ってきたんだけど…』
買ってきたスイカを光忠の目の前に持っていけば、光忠はキョトンとした
燭台切「スイカなら昨日買ってきたよね?」
『あ、うん。そうなんだけど…海行ったら皆でスイカ割りしようと思って多めに買ってきた!皆もスイカ割りしたいでしょ?』
陸奥守「おぉ、スイカ割りいいのう!海に行くだけじゃなく、そうゆう楽しみも大切じゃな!」
『でしょ!童心に帰るのも大事だよ!』
大包平「俺達は刀だぞ」
『いんだよ、刀でも童心に帰れ』
大包平「無茶苦茶だな……」
刀に童心とか無いかもしれないけど、短刀ちゃん達みたいにたまにははしゃいだりしないとつまらないじゃん!
スイカ割りして一緒にスイカ食べるんだから!
亀甲「ご主人様のスイカはぼくだね…フフフ……」
『……………あ、浮き輪も多めに買ったから使いたい人は使ってね』
亀甲「放置プレイかい?いいね…ゾクゾクするよ…!」
『…亀甲、うるさいよ』
亀甲「フフフ…もっと罵ってくれても良いんだよ?」
うん、ダメだねこの子
私の言葉は亀甲にとって快感になるみたいだね…でも無視してもゾクゾクしてきたとか変態発言してくるからもう手の施しようがないね
ドMの相手ってわからない…!
絡みにくい、すっごく絡みずらい!
『とりあえず、明日には海に出発しようと思うからよろしくね!』
歌仙「了解だよ。皆にも伝えておくよ」
亀甲「ご主人様…楽しみだね、スイカ割り」
『お前はもういいから、静かにしてて、頼むから』
変態な亀甲を黙らせてから、私は皆の水着を袋から取り出しサイズ順に並べた