第63章 ひんやりな夜
『夜に怖い話なんて誰だって怖いから!』
鯰尾「えー、夜にするからいいんですよ?」
『無理!もうそうゆう話したいならさ、にっかりに添い寝してもらいなさい。ね?にっかりなら喜んで相手してくれると思うよ、うん』
怖い話に免疫があるやつと話してればいいよ、ほんとに
見てよ、後藤がまた涙目になっちゃったじゃないか!
可哀想に…今すぐ抱きしめてあげたい…!
そんな私達の声に一期が目を覚ました
一期「…何を騒いでるんです…?」
何を騒いでるんです?じゃねーよ…!
お前の弟変な子多いんだけど!
信濃は泣き真似ってゆう技を取得してるし、薬研と鯰尾は怖がってる子の前で楽しいよね!とか言いながら怖い話をしてるし…もうダメだよ、うん
『一期、後藤が可哀想だからどうにかして』
一期「ん?後藤、眠れないのかい?」
薬研「あぁ、そうらしい。だから俺達が楽しい話でもと思って話してたところだ」
一期「そうだったんだね。薬研は優しい子だ」
いや、いやいやいやいやいやいやいや!!待って!?
違うから!薬研は肝心なことを言ってないだけだから!
本当は怖い話してたんだからね!?
一期…後藤を助けてやってくれよ…!
そして私は我慢出来ずに口を開いた
『一期!騙されちゃいかんよ!薬研は怖い話をしてたんだよ!だからますます後藤は眠れなくなったんだから!』
一期「そうなのかい?なら、後藤。私と寝ようか…さ、おいで」
一期は後藤を呼べば、後藤はそそくさと薬研の所から離れて一期の隣に寝ることになった