第62章 水着を買いに行こう
長谷部「では、俺はこの辺で失礼します。主も湯冷めする前に、早く部屋に戻ってください」
そう言って長谷部は立ち上がれば、私にお辞儀をしてから部屋を出ていった
『行っちゃった…』
お礼を言おうとしたが、時すでに遅しで長谷部の背中はもう見えなかった
すると、堀川に声をかけられた
堀川「主さん、明日予定あるんでしょう?それなら明日の為にゆっくり休んだ方がいいですよ。後は僕達がやっておきますから!」
『え、いいの?』
山伏「カッカッカッ!当たり前だ!主が居なくとも、拙僧らだけで何とかなるからな!気にせず休むといい」
そんな山伏と堀川の言葉に私は甘えることにした
『じゃあ、後はよろしくね?二人も湯冷めしないようにね?夏と言えど夜は結構涼しいから』
堀川「はい、ありがとうございます!主さんこそ気をつけてくださいよ?じゃあおやすみなさい」
『ありがとう、おやすみね?』
堀川はニコッと可愛らしい笑みを浮かべ私を見送ってくれた
私は少しまんばくんの様子を伺えば立ち上がり、部屋を後にした
なまえが出ていったかと思えば、堀川は山姥切の方へと戻った
堀川「兄弟、本当に主さんのこと好きだね」
山伏「なに!?そうだったのか……!?」
山姥切「なっ……違う……!」
堀川「長谷部さんの時は嫌がったのに、主さんになった途端素直になってたし…兄弟はわかりやすいね!」
山姥切「っ……そんなんじゃない…」
それから暫く、堀川や山伏にその話題でいじられ頬を赤らめ布団に潜り込む山姥切だった