第8章 夜這いにご注意
三日月「はっはっはっ、美しいか……。主は夜伽はお嫌いかな?」
『…………は?』
なんでいきなり性欲の話!?!?!?
今の話にそんな要素あったか!?!?
三日月「夜伽が伝わらんか…?夜伽とは、男女が混じりあu…」
『説明は結構です…!わかります、伝わってますから黙ってください…!』
私は夜伽の説明をしようとしている三日月の口を手で塞いだ。
こいつも変態なのか…可愛いとか言ってる場合じゃない
とりあえず三日月の口から手を離した。
『はぁ…私はもう寝ますね?明日も手入れの予定が入ってるし、私の着替えを持ち出した犯人捜しもしなきゃだし…予定がいっぱいなんです』
三日月「ほう、主は忙しいんだな。それでは、俺もこのまま寝るとしよう」
『三日月さん怪我は…してないみたいだね。手入れ不要ってとこかな…。でもちょっと頬汚れてるから明日にでもお風呂で癒されてきたらどう?いいお湯だったよ』
三日月「ほう、風呂か。久しぶりだ…仲間を連れてゆっくり入るとしよう」
『うん、それがいいよ。じゃあ三日月さん、おやすみなさい……』
なまえは疲れていたのか、すぐに夢の中へと落ちていった。
そんな中、三日月はなまえの寝顔を見ていた。
三日月「…主、お主ならこの本丸を平和へと導いてくれると信じているぞ……。俺も、主を愛せそうだ…」
ぼそぼそと呟く三日月は、眠っているなまえに優しく口づけを落とした。
三日月「また明日な、主」
そう声を掛けた後、三日月も眠りについたのだった。