第62章 水着を買いに行こう
わちゃわちゃしながらも、皆で他愛のない話をしたり、巴形の自己紹介をしたりしながら夕餉を済ませた
『んー美味しかった〜…』
燭台切「口に合ったなら良かったよ」
片付けの終わった広間で私はのんびりと過ごす
するとそこに、鶴丸がやってきた
鶴丸「よっ、主」
近寄ってきた鶴丸は、私の隣に座り何やらにんまりと笑っている
……なんなんだ、その笑みは…
なにか企んでそうで怖いんだけど…
『……何?』
鶴丸「いや、水着とやらをいつ買いに行くのかと思ってな!」
どうやら鶴丸は水着を買いに行く時を狙っているようだ
…絶対に付いてくる気だ…この子!
一緒に行くとか言い出す前に断っておこう、そうしよう!
『…連れていかないからね?』
鶴丸「なっ、まだ何も言ってないだろう…!」
『連れて行ってって顔に書いてあるよ』
鶴丸「!主…俺の心が読めるのか!?こりゃ驚いた…」
やっぱり一緒に行く気だったんかい…!
今回は変態発言しない子を連れていきたいんだけど…誰に頼もうかな…
とりあえず明日には買い物済ませておきたいし…泊まりだし食品も必要だし…まぁ行きたいって言ってるし、連れていってもいっか
荷物もかさばるだろうし、人手は多いほうがいいよね!
そう思い、私は鶴丸の方を向いた