第61章 どちらさんでしょうか
『まぁ、海に行くのは本当なんだけどさ…自分の水着は自分で選ぶから大丈夫だよ』
髭切「まぁまぁ。こんな機会、なかなかないんだから大目に見てよ…ね?」
おっとりした口調でにこやかに話しかけてくる髭切
『……でも』
次郎「大丈夫大丈夫!変なのは選ばないからさ!」
ほんとかよ…信用できないんだけど……
そんな疑いの目を向けていれば、本を手にした陸奥守が話かけてきた
陸奥守「主!これなんかどうじゃ!?」
そう言って陸奥守は本を見せてくる
そこには、際どいビキニの写真が写っていた
『……いやいや、露出高すぎるけど!?もっとさ、露出控えめで可愛いのがいいんだけど…!』
鯰尾「あ、いっその事水着なんて着ないで貝殻三枚なんてどうですか?」
一期「鯰尾…そんな破廉恥な……」
千子「huhuhuhu。脱ぐ事は素晴らしいデスヨ」
『いい加減にしろ、お前ら。人をなんだと思ってんだコラ』
何が貝殻三枚だ…!
それなら自分に貝殻付けとけや…!
絶対に買い物には連れていないことにしよう
もっとまともな子と買い物に行こうっと
こんな変態発言してるような子を連れていったら変な水着選ばれそうだしな……
最近心を打ち解けてきたのはいいけど、何かもう違う方向にオープンになっちゃって……そんな事を思えば私は小さなため息が出た