第61章 どちらさんでしょうか
長谷部「……一体何事ですか…!こんなに空気が澱んでいるなんて…大事件ですか!?」
『長谷部、とりあえず巴と一緒に席を外してくれるかな?こんのすけと大事な話があるからさ…』
私はこんのすけから目を離さず長谷部に告げる
すると、こんのすけはたらりと冷や汗を流した
私の言葉に、長谷部は名残惜しそうに立ち上がった
長谷部「主…何かあったらお呼びください…!いつでもこの長谷部、お力になります」
巴形「主、何かあれば俺を呼べ。それまで控えていよう」
長谷部「っ、お前はいい…!主の身の回りの世話、困ったことは俺の仕事だ」
巴形「それは主が決めることだ」
それだけ言い残せば、巴形は先に部屋を出ていってしまった
長谷部「あ、こら!まだ話は終わってないぞ!」
その後を追うように、長谷部も部屋を出ていった
そして、部屋には私とこんのすけの二人きりとなった
『こんのすけ、約束はどうしたの?』
こんのすけ「あ、……えっと…、それの事なんですが…」
『新刀剣男士がいるってことは……水着代くれるんだよね?確かそうゆう約束だったもんね?』
こんのすけ「す、すみません!水着代金に関して政府に聞いたところ…それは難しいという話になりまして……そ、その代わり!水着が安く買える場所を提供するとの事でしたので…どうかお許しください……!」
『……はぁ、まぁ巴はいい子だったし?今更一人二人増えようがそう変わらないと思ってるし……そのまま置いておいていいけどね。代金バックがないのは辛いけど、安値で買える場所があるならまだマシかな』
こんのすけ「ありがとうございます…!では、こちらを…!」
こんのすけは、水着を買う際半額になるであろうクーポン的なモノをを差し出してきた