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【刀剣乱舞】懐 か れ た い【R18】

第61章 どちらさんでしょうか





あれから油揚げは鳴狐に回収してもらい、私は再び審神者部屋へと引っ込んだ


『はぁ……次仕掛けたら絶対小狐丸が引っかかるよ…だから油揚げ作戦はおしまい!』


長谷部「主。こんのすけに用があるのなら、自ら呼んで見てはいかがでしょう?」


『いやいや、絶対来ないよ……だって無断で約束も果たさずに巴を置いていったんだから……!!』


私は両手で顔を覆いながらジタバタと暴れる
そんな中、私が気付かぬうちにこんのすけが部屋に訪れていた


こんのすけ「だいぶ怒らせてしまいましたね…」


巴形「……」


『はぁ…こんのすけめ…許すまじ…!』


巴形「主…」


『今度会ったらタダじゃおかない……』


巴形の声など聞こえるはずもなく、ブツブツと独り言を呟いていれば巴形にポンポンと肩を叩かれた


巴形「主」


『?なに…?』


巴形「狐ならそこに……」


巴形の言葉に私はこんのすけがいると言う場所に視線を向けた
するとそこにはもふもふした狐がちょこんと座っていた


『…………………………』


こんのすけ「……………………」


私とこんのすけの間に沈黙が流れる

…こんのすけ、私になにか言うことはないのか…
そう心の中で訴えるものの、こんのすけは可愛いお顔でこちらを見てくるだけ…
なんだよ、この空間は……!

そんなことを思っていれば、沈黙を破ったのは長谷部だった


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