第61章 どちらさんでしょうか
あれから私は沖田組の二人と別れ、そろそろこんのすけが来ているのではないかと思い審神者部屋へと戻ってきた
審神者部屋へと来れば、私はそっと襖を開けた
すると、そこには見たこともない人物がじっと座っていた
『…………………………』
それをみた私はそっと襖を閉めた
『…………………………』
だ、誰だ…もしかして刀剣……?
いや、でもあんな姿の刀剣見たことない…!
もしかして…脱走中の元審神者とか……!?
それだったらやばいよね?
私殺られるのも時間の問題だよね!?
……さて、どうするか……
とりあえずもう一度覗いてみるか……
私は再びそっと襖を開き中を見た
?「……………………」
その人物は静かに座っており、ここからでは横顔だけしか見えない…が、美形なのはわかる
美形ってことは刀剣男子の可能性が高い……
審神者で…いや、人間であんなに美形な奴なんて居ないだろ、この世に…!
なんで審神者部屋に居るんだろう…
刀剣男子だとしたら会ったことないし……
もしかして元々ここの本丸に居たけど審神者嫌いすぎて今まで隠れてたが、痺れを切らして私を殺りに来たのか!?
それだったら怖い…恐怖でしかない!
でも有り得るよね……警戒しなくちゃ……!
そんなことを考えながら部屋の中を覗いていれば、目線に気づいたのか、その人物はそっとこちらに目を向けた