第8章 夜這いにご注意
私はただいま三日月と一つの布団で寝ている。
なんでこうなったんだ…
私みたいな人間を警戒してるはずなのに人肌を感じたいなんて言い出して…どうかしてるぜ←
三日月「ほう、やっぱり一人で寝るよりいいものだな」
『は、はぁ…あの、三日月さん?審神者なんて信用してないのになぜ一緒に寝る気になったんですか?』
三日月「うむ…、お主だから…と言うべきか」
『私だから?』
三日月『主の涙を見ていて思った。こんな綺麗な涙を流す人間が居るのかと…今までは、俺達の為に涙を流す者など居なかったからな』
優しく微笑みながら、こちらを見てくる三日月。
『…あぁ、なんか1人になると色々考えちゃって…!いつもはそんなに泣かない…はず…』
三日月『はっはっはっ、泣き虫な主もよいぞ。ほれ、主…もっと近うよれ』
そう言って、私を抱き寄せてくる三日月。
『えっ…!?ち、近い近い近い!』
三日月「はっはっはっ、近いのは良いことだ。暖かいな、主は」
私の背中を撫でながら至近距離で見つめてくる。
うわぁぁ、心臓に悪いな…!
こんな美しい人が近くにぃぃぃ!!
誰か助けてくれ、この状況
『っ…あの、三日月さん?私が寝てるうちに斬ったりしませんよね?』
寝たら斬る的な考えしてたら嫌なんだけど…!!
私は気になる事を聞いてみた。