第8章 夜這いにご注意
歩いていると、あっという間に審神者部屋に着いた。
『ふ、少し寒かった…まぁ薄着だから仕方ないか』
三日月「冷えたのか?なら、俺が暖めてやろう」
………え?空耳が聞こえたような?
私が後ろを振り返れば三日月が居た。
なぜだろう、ここ私の部屋…←
『え、三日月さん部屋に戻ったんじゃ……』
三日月「なんだかお主を見ていたら人肌とやらが恋しくなった…だから今日は一緒に寝せてもらおうと思ってな」
何言ってんの?え?←
一緒に寝る?この長身のイケメンと?
鯰尾くんもヤバかったのに、今度はどう見ても成人男性…
え、これ断ったら斬られるんじゃない?
ここは…素直に許可して布団をもう一枚敷いてそこに寝てもらおう、うん
『えっと…じゃあ、どうぞ…』
三日月「優しい主で俺は嬉しいぞ」
部屋に招けば、三日月は嬉しそうに笑った。
私はとりあえず押し入れから布団を出そうとしたが…三日月に拒まれる。
三日月「布団ならここに出ているではないか」
『ほ、ほら!私が寝相悪いし…三日月に迷惑かけちゃうと思うから…!布団をもう一枚…!』
三日月「いらんな。俺は主と寝たいのだが?布団をもう一枚敷いたら人肌を感じられないではないか」
おい、ふっざけんなよ…!
人肌なら仲間の人肌でも感じとけ…!
なんで私なんだ…鯰尾で私はメンタル減ったんだよ…
でも断ったら斬られる…!!
『わ、わかりました…では寝ましょうか…』
三日月「はっはっはっ、物わかりのいい主だ」
結局、一つの布団で三日月と寝る羽目になったなまえだった。