第8章 夜這いにご注意
三日月「そうか、もう部屋に戻るのか…それなら俺も戻るとしよう」
私と同じく腰を上げて、こちらを見ながら穏やかに笑っている。
とりあえずもう一度声を掛けておこう
背を向けた瞬間斬られたら嫌だしな…
『冷えるので、温かくして寝てくださいね?』
三日月「あい、わかった」
『じゃあ、おやすみなさい』
再び軽くお辞儀をしてから背を向け審神者部屋へと歩き出す。
トン…トン…トン…
「…………………」
ん?なんか足跡が着いてきてる?
まさかね、だって三日月さんは部屋に戻るって言ってたし。
トン…トン…トン…
やっぱり聞こえるー!!!
なに、今度は幽霊?
後ろ見るの怖すぎなんだけど…!
でも部屋まで入ってこられたら怖いし、今のうちに…確認を!!!
私は勇気を振り絞って後ろを振り返った。
『…………だれ!?』
三日月「ん?どうした?」
『………え?なんで三日月さんが…?』
三日月「俺も部屋に戻ろうと思ってな」
『……あ、そうですよね…では』
三日月さんの部屋もこっちのほうなんだ…
知らなかった…着いてきてる的なこと言ってすみません←