第55章 私の仕事ぶりは健全です
大和守「はぁ、やっぱり主が一番好き」
加州「俺も主だけ」
ぎゅっと抱きしめながらそんな嬉しいことを言ってくる二人
不覚にもキュンとしてしまった
『よしよし、私も好きだよ』
加州「主ー…!」
二人の髪を優しく撫でれば、更に強く抱きついてくる二人
すると、安定が私の顔を見てきた
大和守「あーもうチューしたい」
『…はっ!?』
大和守「良いでしょ?」
『え、いや……ダメでないけど…』
加州「主!?ダメだから…!」
私の言葉に加州が焦ったように止める
生娘だった私が、ここまで免疫が付いてしまうなんて…慣れって怖い。
キスが可愛く見えてしまう…!
大和守「清光は関係ないじゃん、じゃあ…いただきまーす」
そうこうしている間にも、安定は私の後頭部を支えて顔を近づけてくる
私は覚悟を決めて目を閉じた
すると、誰かが私の肩を掴んでそのまま後ろへと引っ張られた
『うわっ……ちょ!』
和泉守「っ……」
引っ張られたと思えば、いきなり唇に柔らかい感触が伝わった
目を開けると和泉守の顔が近くにあった
『……!?』
……え、なにこれ…
なんで私が和泉守にキスされてるの!?
その様子に、沖田組も堀川も驚きが隠せない表情を浮かべていた