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【刀剣乱舞】懐 か れ た い【R18】

第55章 私の仕事ぶりは健全です





政府「どうしました?そんな難しい顔をして」


『いや…少し前の出来事なんですけど、ここの前任が私の身体を乗っ取って刀剣達に酷いことをしたんです…だから、その前任が脱獄ってゆうのが意味不明で…』


すると、政府さんが詳しく説明を話し出した


政府「貴女の身体を乗っ取ったのはもっと過去の主です。きっと身体はなくとも、魂だけが残ってしまった結果でしょう…。けど、今回の前任は貴女が来る前に主をしていた者…この本丸はだいぶ前からブラックだったんです。その度に主を変えてきましたが、その輩もこの本丸をブラックへと導いた…だからその前任を捕らえたんです。ですが…何らかの原因で脱獄してしまい、現在捜索中です」


『……この本丸、やばいっすね…』


政府「だからブラック本丸だと言っているでしょう。それで、元はここの主だった者ですから…ここに来ないとも限りません。ですから、仕事の話を兼ねて伝えに来た次第です」


そう言って、政府はテーブルに出した写真をかき集めれば再びカバンへとしまった

……待って、仕事の話も兼ねてとかおかしいから!
だって政府が言ってることは、捕まえておいた極悪の前任が脱獄したからこの本丸に来るかもしれないって事だよね?
そんな怖いこと…!仕事の話より大事だろぉぉぉお!
バカなの?バカなの!?


『ちょ、無理です。はいそうですか、なんて言えないです』


政府「もしもの時は、刀剣達が居るじゃないですか」


『他人事!?ふっざけんな!怖い怖い怖い、もう怖い!霊の前任でさえ恐怖だったのに…今度は生きてる前任とか……もう対処できない!』


政府「まだ来るとは決まってませんよ?"来るかもしれない"って言ってるだけじゃないですか」


『来ない確率は?何%?100だよね?』


政府「…そうですね……来ない確率は3%くらいでしょうか」


『それ確実に来るよね!?やだやだやだやだ、まだ死にたくない!人生これからなんだよこちとら!』


私が騒いでる最中、政府は立ち上がった


政府「まぁ、来ないとは思いますが一応気をつけてくださいね。では、私は帰ります」


『えっ、待って!まだ話が…!』


そんな声も届かず、政府はさっさと帰ってしまった


私…不運に恵まれてるの…?
いやいや!大丈夫だって!
私こう見えても運いいし…たぶん…


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