第54章 泥酔いはいけません
『あー……お腹空いたよー……私は無罪だよー…飲み食いしたのはコイツらだけであって私は何も飲み食いしてないし、早く寝かせようと広間に来ただけだったのにー……!光忠の鬼がぁぁあ!!!』
山姥切「……荒れてるな」
獅子王「主、かわいそー……」
ジタバタ暴れるなまえを見ていた刀剣はボソリと呟いた
長谷部「はぁ、やりすぎじゃないのか?主はバカだが、きっと何か理由があるに違いない…!」
燭台切「…長谷部くん、意外と酷いね」
そんな他愛のない話をしながら、燭台切も朝食へと戻った
光忠め…許さん……!
でも絶対に怒らせたくないタイプ…!
しかもなんか今、長谷部の口からバカって聞こえたような…ついに主をディスるようになったのか奴は!
そんないろんな感情が渦を巻いていれば、泥酔いして寝ていたメンバーが目を覚ました
一期「ん……はっ、いつの間にか寝てしまった……」
薬研「俺もだ……」
寝ぼけたように目を細め身体を起こす皆
三日月「ん……おはよう、今日も良い朝だな」
……いやいや、いい朝じゃねーよ!
朝食食い損ねて朝から最悪だよ…!!!
元はと言えばこいつらのせいだよね?
私何も罪ないんだよ?光忠聞いて?
何度も思うけど、この本丸の住人ってほんと人の話聞かないよね、なんなのほんと
そう思っていれば、皆不思議そうに口を開いた