第53章 呑むのお好きですね
『……眠い…』
一期「主、私と一緒に寝ましょうか」
鶴丸「一期、抜け駆けはいけないぜ?」
あれから薬研と一緒に片付けを進めていたが…この人数で飲み食いしたせいで手が追いつかないし、全く片付かない…!
それに薬研と私だけで片付けてるし…!
他の奴らはなんだよ、何もしないじゃんかよ…!
やれよ片付けをぉぉぉぉぉ!!!
そんな叫びも皆には届かず……
次郎「もっと飲みたいのにぃ」
日本号「飲みたいのは山々だが、もう酒がない…」
太郎「……今日調達したばかりだったのに、早いものです」
…え、今…なんか酒がないって聞こえた様な…
今日買いに行ったよね?あれ…夢?
『……今なんて言った?』
日本号「もう酒がない」
『…………バカなの?』
今日あんだけ買ってきた酒を一日で飲み干したの…!?
もうダメだよ、この本丸…豪酒多すぎだよ!
光忠も怒らせちゃったし、広間きったねーし、深夜になっちゃったし、下ネタ連発するし……もうダメだ、うん
『はぁ……私もう寝る』
もう短刀と寝たい!
こんな片付けなんてやりたくない!
そう思い立ち上がれば、手をグイッと薬研に引かれた
『ちょっ、離せ、離すんだ薬研!』
薬研「大将、逃がさないぜ?」
『やだよー!離してよー!私は無罪だよ!』
小狐丸「有罪ですよ」
『ふっざけんなぁぁあ!』
私は広間から逃げることも出来ずに、酔っ払い共に捕まり夜を過ごすのであった