第53章 呑むのお好きですね
鶯丸「大包平、止めるんだ。主に触れていいのは俺だけだぞ」
『いや、お前も正気じゃないね、うん』
もうダメよこのメンバー!
何やっても正気じゃないからゲームにならないんだよ本当に!
すると、そこに大変素晴らしい笑顔の光忠が広間に入ってきた
燭台切「皆、今何時か…分かってるかな?」
三日月「今は…ほう、もう0時を回ったのか…はっはっはっ、早いものだな」
髭切「本当だ。主が来たことで楽しさが増して、つい時間を忘れていたよ」
光忠の怒りにも気づかずに、皆は酔っているせいかヘラヘラしながら話をしている
その様子に、光忠の怒りが限界を超えたのか更に黒い笑顔が浮かび上がる
燭台切「もう僕は寝るから、後片付けはしっかりやっておいてね。それじゃあ、おやすみ」
物腰柔らかだが、何処か怒りの含んだ声で一言告げれば光忠は広間から出ていってしまった
『……やばい、光忠の怒りが…』
薬研「あれは相当怒ってるな」
『やばくね?』
薬研「あぁ、やばいな。でも、怒らしたものはしかたねぇ。とりあえず片付けするか…こんだけ汚したんだから片付けも時間かかるだろうな」
そう言って、薬研は自分のグラスに入った飲み物を飲み干した
なんか、他人事みたいな物言いだな…
って、私は巻き込まれただけだし!
怒られる理由は無いよね?私だけは!