第8章 夜這いにご注意
鯰尾「…俺だってたまには甘えたいんですよ?」
ごそごそと動きながら、私の腰あたりを撫でて更に密着してくる鯰尾。
『ちょ…それは甘えるって言わないって…!セクハラだよ…セクハラ…!』
鯰尾「え?そっちの意味にとらえるんですか?…主、意外とエッチなんですね?」
『いや、そうゆう事じゃ…!』
鯰尾「俺、主大好きです。優しくて暖かくて面白くて…胸が少し大きいところも!」
そういって、鯰尾は私の胸に手を置きながらにこっと笑う。
おいおいおいおい、なにこの子…
見かけによらずスケベかよ!!!!!!
『鯰尾くん…セクハラです』
鯰尾「別にセクハラでもいいです、主に触れるなら…」
少し離れこちらをジッと見てくる鯰尾と目線が絡み合う。
待て、これはヤバい雰囲気…!
視線が熱っぽい…全力で逃げたいです
『あ、あの…えっと……』
慣れない雰囲気に私は、ふと目を逸らした。
鯰尾「それって誘ってる?寝る時もこんな格好のまま寝てたら襲われちゃいますよ?」
『誘ってない…!これは…お風呂上りに事情がありまして…ひぁっ』
話してる最中にいきなり首筋に顔を埋められ舐められた。
鯰尾「主、可愛い……ん」
『ちょ、まっ……いっ…!』
目をぎゅっと閉じて耐えていれば、首筋に鈍い痛みが走った後に鯰尾が離れた。
鯰尾「ふう…主の反応可愛いですね~。少し満足出来たので、今日はこのくらいにしときますね!独り占めはいけませんから!」
『は…え…!?』
私はびっくりしたまま自分の首筋に手を当てた。
鯰尾「へへ、今度はもっと触らせてくださいね!じゃ、俺はそろそろ戻ります!主、ゆっくり休んで?」
私の顔を見ながら微笑み、ちゅっと唇にキスしてからさっさと部屋から出て行った。
…………ゆっくり休めるわけなかろうがぁぁぁぁぁぁぁ!!!
鯰尾の出ていく背中を見ながら内心で叫んだ。