第8章 夜這いにご注意
私が眠ってから暫く時間が経った。
まだ深夜…私は目を覚ました。
『ん……』
寝苦しさに目を開けたが、目の前が真っ暗だった。
ん?なぜだ?目を開けてるのに真っ暗…?
私…失明でもしたのか!?!?
?「あれ?起きちゃいましたか?」
私は今誰かに抱きしめられているらしいこの状況。
そうか、胸板に顔面押し付けられてたのか。
って、私一人で寝てたはずだけど!?!?!?
『…誰!?』
鯰尾「やだなぁ、昼間会ったのに忘れちゃいましたー?」
少し顔を上げると鯰尾くんがにこっと笑いながら私を抱きしめている。
『…なんで鯰尾くんが…?』
鯰尾「えっと、俗に言う夜這いにきました」
『……可愛い顔して爆弾発言…!!!!』
何をいっとんじゃ…この子。
こんな子だった?私が知らなかっただけ?
鯰尾「あんまり大きな声出さないで…他の刀が起きますよ?」
『誰のせいで騒いでると思ってるんだ』
鯰尾「まぁまぁ」
笑いながら私の頭を撫でながら更に抱きしめてくる鯰尾。
鯰尾「主は暖かいですね~、あ、触ってもいいですか?」
『はっ!?何言って…え?』
この子…可愛い顔して、言ってることがアカンぞ!