第53章 呑むのお好きですね
鯰尾「皆さん!酔った頭で考えるなぞなぞ、しませんか?」
鯰尾はいきなりなぞなぞをしようと言い出した
……やっぱり脇差だからちょっと子供っぽいのかな…この子
小烏丸「なぞなぞ…子供騙しのようなモノだな」
鯰尾「いえいえ、なぞなぞを馬鹿にしたらいけませんよ?俺、いいなぞなぞ考えてきたんですから!主もいる事ですし、きっと盛り上がりますって!」
そう言って、ニッコリと笑う鯰尾
その様子に三日月が口を開いた
三日月「はっはっはっ、よかろう。盛り上がると言うなら、やるといい」
鶴丸「俺も賛成だ!時にはこうゆう驚きも必要だしなっ」
鶯丸「驚きではないと思うが…まぁいいだろう」
鯰尾の意見に皆次々と賛成をした
こ、これは…私も賛成するべき…?
まぁ…皆ノリノリみたいだし、水差しちゃいけないよね…
『あ、私もさんせi……』
鯰尾「はーい、じゃあ始めますよ!」
私が賛成と言おうとすれば、それを遮るように鯰尾の声が被った
……いや、聞けよ!!!
私の意見は無視か!?
くっそ…鯰尾め…こうなったらなぞなぞ全部サラッと答えてやる…!
私こう見えて小さい頃からなぞなぞとかそうゆうの好きだったからちょっと自信あるし?
そんなことを考えながら鯰尾をじーっとガン見していれば、鯰尾がこちらを向いた
鯰尾「もう、主…そんなに愛の目線を向けられたら我慢出来なくなっちゃいますよ?」
何を我慢できなくなると言うのだろう、この子
しかも愛の目線なんて送ってねーし…!
寧ろ苛立ちの目線を向けてただけなんだけど、鯰尾はポジティブ思考なのかな…うん
『いいから、始めて。全部答えるから!』
鯰尾「いやぁ、無理だと思いますよ?まぁ、主に答えてもらえるなら本望ですけどね!じゃあ、始めますよっ」
こうして、鯰尾によりなぞなぞ大会が始まった
鯰尾が繰り広げるなぞなぞ大会がぶっ飛んでいることに私はまだ知る由もなかった