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【刀剣乱舞】懐 か れ た い【R18】

第53章 呑むのお好きですね





鯰尾「あ、皆さんまだ呑んでたんですね!」


広間に入ってきた鯰尾は手に紙を持っていた

……一体何をしに来たんだろうか…
そう思いながら私は鯰尾に尋ねた


『鯰尾…何しに来たの?』


鯰尾「ん?そりゃもちろん、呑みの場を盛り上げに来たに決まってるじゃないですか!」


『……は?いや、もうそろそろ撤収させるから必要ないよ鯰尾』


なんで今になって盛り上げに来たんだろうか、この子
ちょっと理解できないよ、私!

そんなことを考えていれば、鯰尾はニッコリと笑った


鯰尾「主、そう堅いこと言わずに。それに、この時間だからこそ盛り上がることもあるんですから!」


『うん、ちょっと意味ワカラナイ』


鯰尾「まぁまぁ!さ、主も座って座って!」


鯰尾は私の肩を掴めば呑んでる皆の傍に座らされた

なんで私まで…なんて思いながら小さく溜息を吐けば、隣にたまたま座っていた薬研背中をポンっと触られた


薬研「大将、お疲れ」


……あれ、薬研居たの?
いやぁ、なんか周りがデカいから気づかなかった


『あ、薬研。この集団に交わってるの珍しいね?』


薬研「あぁ、たまにはいち兄の御酌でもしてやろうかと思ってな」


『お兄ちゃん孝行だね…』


粟田口は皆本当に一期が大好きだなぁ…
可愛いショタに愛されて羨ましい…たまに嫉妬する!
でも私にも懐いてくれてる……と思うからまぁ負けてないとは思うけど…!
あぁ、誰か主孝行してくれ……

そんなことを考えていれば、心を見透かされているかのように薬研が口を開いた


薬研「大将も呑むか?大将孝行もしないと拗ねちまうだろ?」


『……え!?あ、いや…そりゃ…まぁ……。いや!別に拗ねないし…!子供じゃないんだから…!』


薬研「はは、大将可愛いな。もっと甘えてもいいんだぜ?」


そう言って、私の髪をそっと撫でてくる薬研
なぜ私はショタに撫でられてちょっとキュンとしちゃってるんだ…
いや、これはショタのくせに色気がある薬研のせいだ…そうに違いない……!!


薬研と他愛のない話をしていれば、皆の前に仁王立ちした鯰尾が口を開いた


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