第7章 本丸を綺麗にします
『な、なななにやってんの…!!!!!』
薬研「ん?薬を飲ませただけだが?」
『いやっ…卑猥だよ!!!』
口移しとか…普通しないし…!!
なんか生々しい…アニメじゃないんだから…!
薬研「顔赤くして、卑猥とか言ってる大将が一番卑猥だけどな?それにそんな格好だし」
そういって、少し微笑みながら私の頬に手を添えジッと見てくる薬研。
『~~~~~~っ…!!!』
自分の顔にどんどん熱が集まってくるのがわかる。
薬研「はは、本当に可愛いな、大将。今日はもう休んだ方がいいな。布団敷いてやるからゆっくり休め」
そういって私から離れ、部屋の押し入れから布団を出して敷いてくれる薬研。
本当は優しくてかっこいいよな…ショタなのに
そんなことを考えていれば布団を敷き終わった薬研に声をかけられた。
薬研「敷いたから、ゆっくり休め」
布団をトントン叩きながら私を呼ぶ薬研。
『あ、ありがとう…薬研。なんかごめんね?布団まで敷かせて…』
薬研「気にするな、俺が勝手にしたことだからな。ほら、横になれ」
やだ、かっこいい←
男前だな、まじで!
『うん…ありがとう』
私が布団に寝ころべば掛け布団を掛けてくれる薬研。
薬研「ゆっくり休んで、また明日…元気な大将に会わせてくれよ」
『え…なに、きゅんと来た』
薬研「お、そうか?なら添い寝もしてやろうか?」
『いえ、遠慮します…!』
薬研「はは、大将らしいな。じゃあ、俺は部屋に戻るからな」
『うん、ありがとね?また明日ね?』
薬研「おう、おやすみ大将」
薬研は私の頭を撫でてから部屋を出ていった。
イケメンすぎかぁぁぁぁ!!!
ショタなのに←
ちょっと心細いなと思ったが、風邪薬の所為か私はすぐに夢の中に落ちていった。