第51章 我が本丸の様子
あれから私は、まんばくんを落ち着かせてから別れた
廊下を歩きながらカメラのフォルダを確認すると、先ほど撮ったまんばくんの写真を見て少しホッコリした
そして、1日かけて本丸を歩き回り、私は皆の自然な姿をこっそり撮りまくった
『やっぱり写真っていいなぁ。もう私のコレクションにしようかな…こんなに可愛くて癒しの写真を政府なんかに渡したくない…!』
そう思いながらカメラを見ながら歩いていれば、何処からかこんのすけが煙と共に現れた
こんのすけ「主様!」
『あ、こんのすけ。やっほー』
こんのすけ「しっかり仕事はやって下さっていますか?」
『うん、もちろん!今だって絶賛仕事中なんだからね!ほら、こんのすけが言ってた写真も撮ってきたし』
そう言ってカメラを見せれば、こんのすけは嬉しそうな…感動したような…そんな顔をした
こんのすけ「主様が仕事をしているなんて…こんのすけ感激です!」
なんだろう、その私が普段仕事してないみたいな言い回しは…
普段から仕事してるよね、私
このブラック本丸をホワイト本丸にしたのも私なんだけどね!?
『こんのすけ、私は日頃から仕事してるよ』
こんのすけ「それはそれは…そうでしたか。主様は仕事してるように見えなくて…つい」
この狐め……油揚げにしてやろうか
そんなことを思いながら私は歯を食いしばった