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【刀剣乱舞】懐 か れ た い【R18】

第50章 生憎な雨降り





身支度を整えた浦島と色々ゆっくりと話していれば、いきなり部屋の襖が勢いよく開いた
そちらに目線を移せば、そこに立っていたのは不動だった


不動「おい、あんた…」


『へ?どうしたの…?』


不動が部屋をわざわざ訪ねてくるなんて珍しい…なんて思いながら不動を見れば、それはそれは不機嫌そうで……

って、なんで怒ってんの…!?
私何もしてないよね?不動と話してないよね?
いきなりキレられる意味が分からないんだけど!?

すると、不動は私の近くに来れば肩を掴んできた


不動「………………」


『…………………………』


……え?何この気まずさ……
無言!?肩を掴まれて無言でガン見される……それなら何か文句言われた方がマシだよ!

そう思いながら私は浦島に目で助けを求めた
それに気付いた浦島はハッとしたように立ち上がった


浦島「じゃああるじさん、俺行くから!」


そう告げて、浦島は部屋を出ていってしまった


『……………………』


いやいやいやいやいや!
なんで行っちゃったのあの子!?
おかしくない?助けてって訴えたはずなのに…!
この状況で2人きりはキツイよ…!


不動「なぁ…」


不動の声に私はハッとして顔を上げた
すると、ゆっくり不動の顔が近づいてきた


『へ?ちょ、ちょっと待っ……!』


私はキスされるのではと思い目をきゅっと閉じた


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